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新潟市・西区寺尾台の歯科・歯医者|かとう歯科|
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矯正治療も医療費控除を受けられる?

医療費控除ってどんな制度? 

医療費は、健康な生活を営むのに必要な支出です。そのため、1年間に負担する医療費が高額になった時は、その事情を考慮して、所得から一定額を差し引くことで所得税を軽減する「医療費控除」を受けられます。 

医療費控除とは、生計を共にする家族全員の1月1日~12月31日までの1年間で支払った医療費の合計が10万円を超える場合、所得控除(税金を計算する時の基準となる課税所得に含めなくて良いという仕組み)を受ける事ができ、税金が減税(還付)される制度です。 

 

矯正治療は対象になる? 

国税庁のホームページによると、「発育段階にある子供の成長を阻害しないようにするために行う不正咬合の歯列矯正のように、歯列矯正を受ける人の年齢や矯正の目的などからみて歯列矯正が必要と認められる場合の費用は、医療費控除の対象になります。しかし、同じ歯列矯正でも、容ぼうを美化するための費用は、医療費控除の対象になりません。」とされています。 

成長途中のお子さまは、歯並びやかみ合わせの悪さを放置することで、正常な発育が阻害される可能性があります。これを防ぐために行う歯列矯正は医療費控除の対象になる、というわけです。 

一方、大人の場合は主に「歯列矯正の目的」が問われます。医療費控除の対象となる歯列矯正は、歯科医師が「かみ合わせや歯並びが悪いため、喋る・食べるなどに問題が生じており、これらの機能を回復するためには歯列矯正が必要だ」と診断して行うものに限られます。 

注意が必要なのは「容ぼうを美化する目的の歯列矯正」の点です。「機能に問題がなくよく噛めているけれど見た目だけきれいにしてほしい」もしくは、「機能の問題があるけれど改善はしなくてもよいから見た目だけきれいにしてほしい」という内容の矯正治療の費用は、医療費控除の対象にはならないということです。 

ただ、ご自身で機能的に問題がないと思っていても、口をうまく閉じられていないことや、奥歯がうまくかみ合ってないなど、詳しく診てみると何かしら機能的な問題があることもございますので、気になる方はご相談いただけたらと思います。 

矯正治療の他に控除の対象になる治療 

  • 〇インプラント 
  • 〇金やセラミックの詰め物や被せ物など 
  • 〇虫歯や歯周病の治療 
  • 〇親知らずの抜歯 
  • 〇入れ歯の費用 
  • 〇歯科ローンにより支払った治療費 
  • 〇通院、入院のための電車やバスなどの公共交通機関 
  • 〇通院に付き添った方の交通費

 

対象にならないもの 

  • 歯を白くするホワイトニング治療
  • 見た目をキレイにするだけが目的の歯並びの矯正
  • 歯科ローンの金利、手数料など
  • 通院時に自家用車を使用した場合の駐車料金、ガソリン代

 

どのくらい減税・還付されるの? 

医療費控除の申請によって、戻ってくるのは「所得税」と「住民税」の一部です。 

計算式は図のようになります。 

まずは、実際に支払った医療費の年間合計額から、保険金などで補填される金額を引き、さらに10万円 (総所得金額等が200万円未満の納税者は、総所得金額等の5%)を引き、医療費控除額を出します。 

実際に還付される金額は、医療費控除額×所得税率(所得によって変わる)と、医療費控除額×住民税(10%)を合わせた額となります。 

例えば、所得が300万円で医療費が年間40万円かかり、補填される額がなかった場合、40万円から10万円を引いた30万円が医療費控除額となります。所得が300万円だと所得税率が10%なので、30万円の10%の3万円が算出されます。加えて、住民税率は10%で固定なので、30万円の10%で3万円が算出されます。この合計の6万円が減税・還付の額となります。 

図に減税(還付)額の例を示します。 

 

 

医療費控除必要な書類 

  •  1.医療費控除の明細書 
  •  2.確定申告書Aまたは確定申告書B 
  •  3.源泉徴収票(会社員の方の場合) 
  •  4.医療費通知 

 

書類の書き方や申請方法は国税庁のホームページをご確認ください。 

医療費控除は1月から12月分をまとめて申請しますが、申請し忘れていた場合でも「還付申告」で過去5年分までさかのぼって申請が可能です。また確定申告や修正申告で医療費控除の申請を行う場合、e-taxから申請することも可能です。 

領収書等医療費を証明できる書類は5年間保管することが義務付けられており、税務署から求められたときや、更正請求、還付申告などの場合は提出する必要があります。 

不明点は税務署に直接相談しながら、医療費控除を済ませましょう。 

何かわからないことや疑問に思ったことがあれば、お問い合わせください。 

 

                       新潟市西区寺尾台 かとう歯科

フッ素の使い方

自宅でできるフッ素の活用法 

・フッ素入り歯磨き粉

一番お手軽にできる方法かもしれません。フッ素入り歯磨き粉を毎日使うだけで、むし歯予防効果が期待できます。ただし、使う量や濃度を守ることが大切です。 

小さいころから大人と同じ高濃度フッ素入り歯磨き粉を多量に毎日使用するのは、おすすめできません。特に、ブクブクうがいができないお子さまは飲み込むことしかできないので、注意が必要です。歯が生えてから2歳くらいまでは500ppmの濃度の歯磨き粉を1~3mm程度出して使用するのがおススメです。3歳~5歳は500ppmで5mm程度、6歳~14歳は900~950ppmで1cm程度、15歳以上は950~1450ppmを1cm程度使用するとよいでしょう。 

歯磨き後のすすぎ方にも注意が必要です。フッ素入り歯磨き粉を使用した後に、何回もすすいでしまうと、フッ素がお口に留まりにくく、効果を十分に発揮できません。歯磨き粉を使用して歯を磨いた後、5~15ml程度の少量の水で軽くすすぐ程度が良いでしょう。よくすすがないと気持ち悪い方は、よくすすいだ後にフッ素入りのジェルを歯に少量塗って流さない方法もあります。 

・フッ素入り洗口液

手軽なフッ素洗口液もおすすめです。しかし、お子さまのマウスウォッシュの使用は飲み込んでしまう危険性があるとの考えもあるため、成分や商品選びは慎重にしましょう。使用する場合は4歳ころからがおススメです。アルコールや一部刺激の強い薬用成分を配合したものを使用することさえ避ければ、フッ素入りマウスウォッシュはむし歯予防を期待できるのでおすすめです。 

医院で行うフッ素の活用

歯科医院では、歯磨き粉や洗口液より高濃度のフッ素を歯に塗ります。自宅では行うことはできません。歯科医院で使用しているフッ化物ジェルというのは、とても濃度の高いフッ素が配合されているので、取り扱いを誤ると健康被害が生じる恐れがあります。ですが、あくまで歯面にフッ素入りのジェルを塗るだけなので、中毒症状が現れることはまずありません。身体の中に取り込む「摂取」と「塗布」の違いについては、しっかりと把握しておきましょう。 

《フッ素塗布の手順》 

  • ①歯をきれいに磨いた後、歯の表面をしっかりと乾燥させます。 
  • ②歯ブラシ、または、脱脂綿にフッ素を染み込ませ歯に塗布します。 
  • ③塗布後、30分程、うがいや飲食を避けてもらいます。 
  • 歯に直接フッ素を塗るので、市販の歯磨剤よりも効率的に取り込むことができます。 

 

医療機関で受けるフッ素と、歯磨き粉剤に含まれるフッ素の違い 

これら2つの違いは、フッ素の濃度にあり、期待できる効果も少し異なります。 歯科や市町村の保健センターなどの医療機関で使用する高濃度のフッ素(9,000~123,000ppm)は 歯質の強化を特に期待することができます。 

一方で、薬局やスーパーなどで販売されている フッ素配合の歯磨き剤などに、含まれる低濃度のフッ素(500~1,000ppm)は 使い続けることで再石灰化の促進や、酸を作る力を抑えることを期待することができます。 これらを併せて行うことで、むし歯予防の効果がより高まります。 

 

フッ素を塗布するタイミング 

フッ素は生えたばかりの歯に塗布するのが、最も効果的です。乳歯でも永久歯でも生えてすぐの歯はフッ素を多く取り込みやすいので、この時期に塗布しておくとそれだけ丈夫な歯になります。下の乳歯が生え始めたら定期的に歯医者に通うようにして、上下前歯が生えてきたらフッ素塗布できると良いでしょう。 

 

フッ素でむし歯予防 

ご家庭では毎日使用できる濃度の低い歯磨き粉、洗口液を使用し、歯科医院では4か月前後の定期的な高濃度フッ素の塗布を行い、フッ素を上手く併用するとよいでしょう。 

油断してはならないのが、フッ素を塗ったからむし歯にならないわけではありません。あくまで予防ですので、毎日の歯磨きと正しい食生活が大事です。 

何かわからないことや疑問に思ったことがあれば、当院の歯科医師、歯科衛生士にお問い合わせください。 

                        新潟市西区寺尾台 かとう歯科 

フッ素ってどんな効果があるの?

そもそもフッ素って? 

むし歯予防のためにフッ素を塗るという話をよく聞きます。この“フッ素”とはどのようなものなのでしょうか? 

  • ミネラルの一種

フッ素はミネラルの一種です。 フッ素は地球上に広く存在している自然のものです。人体中(特に歯や骨に多い)はもちろん 地殻・海水・河川・植物・動物など、あらゆるものに必ず含まれています。 

  • 食品などにも含まれている物質

フッ素というのは、普段口にしている食品にも含まれています。具体的には、お茶やみそ汁、清涼飲料水などにも含まれています。ですから、歯科治療でのみ使用する特別な物質ではないのです。 

 

フッ素って安全なものなの? 

フッ素は、自然界に多く含まれておりますが、大量に摂取すると中毒症状を起こすことがあります。中毒は急性中毒と慢性中毒に分かれます。急性中毒になりえる量としては、歯磨き粉の場合、体重20㎏のお子さまがチューブを1本一気飲みしても足りないくらいで、フッ素洗口液の場合、同じく体重20㎏のお子さまが既定の量(約10ml)を10杯一気飲みしても足りないくらいです。とはいっても、体重の軽いまだ小さなお子さまが誤って歯磨き粉を1本食べてしまったら大変です。小さなこどもの手の届かないところに置くようにしましょう。フッ化物製剤などを一気に大量に飲まなければ急性中毒にはなかなかならないですが、万が一大量に摂取した場合は応急的に牛乳を多く飲んで対処し、早めに病院に相談しましょう。 

また、高濃度のフッ素が入った水を長年にわたり飲むことで慢性中毒になることがありますが、意図的に飲み続けなければ問題ないかと思います。幼稚園や学校で行っているフッ素洗口は吐き出しますし、口に残ったフッ素の量は微量で、緑茶1杯に含まれるフッ素の量とほとんど変わりありません。ただし、年齢に合わせた歯磨き粉のフッ素濃度や使用量を守らないと、慢性中毒になりかねませんので、ご注意ください。 

フッ素に限らず、なんでも摂りすぎると健康を損なうものになりえますね。 

フッ素の効果 

1、歯の質を強化し、歯を溶けにくくする 

歯は「ハイドロキシアパタイト」と呼ばれる物質で構成されています。この物質はとても硬いのですが、酸によって溶けやすい性質も併せ持っています。フッ素のよって歯の再石灰化が促進されると、「フルオロアパタイト」と呼ばれるフッ素が入り込んだ物質へと作り変えられ、むし歯菌に負けない強い歯を作ることが可能となります。 

 

2、唾液中に含まれるミネラルの沈着を促進し、再石灰化を助ける 

食事をするとむし歯菌が出す酸によって歯に含まれるミネラルが溶けだす、「脱灰(だっかい)」という現象が起きます。しかし、通常、唾液が働いて溶けだしたミネラル成分を元に戻します。この働きを「再石灰化(さいせっかいか)」といいます。この歯の再石灰化を助けるのがフッ素です。唾液中にフッ素イオンが存在していると溶けだしたカルシウムがより多くエナメル質に再吸収されます。フッ素は再石灰化を促進し、歯の修復を促します。これにより、初期のむし歯を修復して、健康な歯を保ってくれます。 

 

3、酸の生成を抑える 

フッ素がプラークに取り込まれると、むし歯菌の働きを弱めて、酸の産生を抑制します。 

生えたての乳歯や永久歯は、歯の質がまだ弱く、むし歯になりやすい状態にあります。フッ素を塗るとむし歯予防効果を大きく期待できるとされています。 

また、大人の場合、加齢変化や歯周病により、顎の骨や歯茎が痩せてしまい 本来なら歯ぐきで覆われているはずの歯のセメント質や象牙質と呼ばれる弱い部分が歯ぐきから露出してくることがあります。 セメント質や象牙質は歯の中でも一番硬いエナメル質よりも弱くむし歯になりやすいため 歯ぐきから露出してしまった場合には、フッ素を塗ることでむし歯のリスクを下げることに役立つとされています。 

 

                        新潟市西区寺尾台 かとう歯科 

キシリトールはどんな効果があるの? 

キシリトールって何? 

皆さんはキシリトールという名前を聞いたことがありますか?ガムやお菓子などに入っていることが多く、テレビCMやスーパーの店頭などで目にしたことがあるのではないでしょうか。また、なんとなく歯に良いものというイメージを持たれている方も多いと思います。そのキシリトールが何から作られ、どのような効果があるかはご存じでしょうか。今回はキシリトールについて紹介します。 

 

植物由来の天然甘味料 

キシリトールは糖アルコールの一種で、プラムやイチゴ、カリフラワーなどにも含まれています。また、人の体の中でも一日に15g程度作られています。甘味料としてガムなどに含まれるキシリトールは、白樺などの木から抽出されたシランヘミセルロースから作られています。安全な甘味料として知られ、アメリカでは一日の摂取量に制限がない食品とされているくらいです。 

 

キシリトールの働きは? 

①むし歯菌の酸の産生を抑制 

お口の中のむし歯菌が砂糖などを取り込むと、酸を産生し、歯が溶けて穴が開き、むし歯になります。キシリトールの他に、甘味料の糖アルコールには、ソルビトールやマルチトール、エリスリトールなどもありますが、いずれも砂糖などと違い、むし歯菌に取り入れられても酸を産生させにくいという性質を持っています。キシリトールなどの糖アルコールがよく甘味料として使用されているのは、その性質のためでもあります。ただし、キシリトール以外は、多少なりとも酸が作られてしまうので、キシリトール100%のガムやタブレットが最も効果的です。 

②歯についたプラークを落としやすくする 

プラーク(歯垢)とは、歯の表面についている白いネバネバした塊です。白くて見た目はわかりにくいですが、爪や爪楊枝で歯の表面や歯と歯の間を触ってみてください。白いものが取れてきたら、それがプラークです。プラークは水に溶けにくく、歯にしっかりとついているため、うがいなどでは簡単に落ちず、歯ブラシや歯間ブラシでなければきれいに落とすことができません。そのプラークをキシリトールが柔らかくしてくれます。柔らかくなると当然歯磨きで簡単に落としやすくなるので、歯磨きの効率が上がります。 

③歯の再石灰化を促進 

むし歯菌が出す酸により、歯のミネラルが溶けだして、歯の表面がスカスカになってしまいます。これを脱灰といいます。また、溶けた歯の表面に唾液中のミネラルが取り込まれて、スカスカだったところが再度硬くなることを再石灰化といいます。キシリトールにはこの再石灰化を促す効果があり、歯の強化につながります。 

 

キシリトールはどうやって取り入れる? 

キシリトールの効果を得られやすいのは、お口の中に長くとどまるガムやタブレットになります。ただし、キシリトールが最低でも50%以上の高濃度で含まれていることや、砂糖が含まれていないことが必須とされています。最も効果的なのはキシリトール100%の製品になります。 

むし歯予防に効果的な一日の摂取量の目安は3~5g以上といわれています。3か月程度続けてもらうことで、効果が出てきます。市販のキシリトールガムにはキシリトールが約0.5g含まれていますが、歯科医院で販売しているキシリトール100%のガムには約1.3g含まれており、歯科医院専用の方が効率的に摂取できます。 

毎日ガムを長時間噛むと、歯がすり減ったり顎を痛める可能性もあるので、1回の時間は20分程度が良いでしょう。また、1回1粒で朝、昼、晩、寝る前など、数回に分けることでむし歯予防の効果が高まります。 

ガムを噛めない小さなお子さまなどはタブレットやチョコレートもありますので、できるだけキシリトール100%のものを選びましょう。 

当院では、むし歯予防効果の高いキシリトール100%のガムやタブレット、チョコレートを扱っておりますので、気になる方はぜひお声がけください。 

                        新潟市西区寺尾台 かとう歯科 

 

むし歯を注意し始める時期

むし歯菌はどこからくる? 

そもそも、生まれたばかりの赤ちゃんのお口の中にはむし歯菌がいません。むし歯菌はお子さまと接する機会の多い母親から感染することが多いといわれています。むし歯菌が唾液を介して赤ちゃんのお口の中に入り、歯が生えてくると定着し、歯に悪さをします。また、母親だけでなく、家族の食べ物の口移し、かみ与え、スキンシップのキス、食器の共有などでも感染します。特に、スプーンなどの食器の共有は、忙しいとやってしまいがちです。お子さまへのむし歯菌の感染が心配でしたら、控えた方が良いでしょう。 

 

感染を遅らせる! 

ただ、絶対にむし歯菌が感染しないことは難しいと思います。いつかは感染するものだと思い、感染の時期を遅らせるようにしましょう。歯が生えてくる6か月頃から感染し始め、1歳7か月から2歳7か月のころに最も感染し、定着するといわれています。この感染しやすい時期を、「感染の窓」と呼びます。むし歯菌がこの時期に増えやすい理由として、歯の本数が増えてきて菌が定着する場所が増えることや、砂糖を摂取する機会が増えることなどが理由として考えられています。2歳より前に感染すると、感染が遅かったお子さまに比べて、むし歯が多くなりやすいといわれています。逆に言えば、この時期にむし歯菌が増えないようにして感染を遅らせることで、将来むし歯のできにくいお口になると考えられます。 

 

いつからむし歯に注意する? 

お子さまのむし歯予防は生まれる前からがおススメです。上記の通り、多くの場合、むし歯菌はご家族からうつります。つまり、パパやママ、家族全員のお口の中を清潔に保つことで生まれてくるお子さまの歯がむし歯になりにくくなります。 

ポイントとしては、 

①ご家族そろって歯科検診を受けて、むし歯や歯周病にかかっていないかチェックする 

②お子さまの周囲の人で治療していないむし歯や歯周病があれば、治療しておく 

③お子さまの周囲の人が常にお口の中を清潔に保つ、などです。 

また、妊娠中に歯周病などで歯ぐきに炎症があると、プロスタグランジンという物質が分泌され、それが早産や低体重児出産のように胎児や出産に悪影響を及ぼす可能性があります。 

妊娠を考えられいる方や、すでに妊娠されている方はまずはご家族みんなで検診を受けるところから始めるとよいでしょう。 

また、お子様がすでにいらっしゃる方も同様です。まずはご家族で検診を受けましょう。それ以外に、 

①食器の共有を避ける 

②砂糖を与えすぎない 

③おやつはダラダラ食べず決まった時間で 

④食後の歯磨きを習慣づける 

などに気をつけましょう。 

                          新潟市西区寺尾台のかとう歯科 

こどもの歯並びが悪い?

こどもの歯並び気になりませんか? 

こどもの歯が大人の歯に生え変わり始めると、歯並びが気になってくることがあるかと思います。 

気になってくると早く治してあげたいと思う反面、「まだ小さいのに矯正で痛い思いをさせるのがかわいそう・・・」、「乳歯が残っているのに矯正して大丈夫か心配・・・」と感じる方も少なくないと思います。こどものうちに矯正治療が必要なのか、大人になってから矯正治療したらいいのか悩みますよね。 

こどもの矯正は治療時期が2回あります 

こどもの矯正治療は2つの治療時期に分けられます。 

5~10歳前後に行われるⅠ期治療、永久歯列完成後から行われるⅡ期治療です。 

Ⅰ期治療は、乳歯と永久歯が混在している時期の治療になります。これから生えてくる永久歯を正しい位置に誘導していく治療や、顎の成長を理想とする位置に促す治療などを行います。歯並びを整える治療というよりも、上下の顎のバランスや顎の幅などを整え、将来理想的な歯並びが作れるようにする治療です。 

Ⅱ期治療は、全ての永久歯が生えてから歯並びやかみ合わせを改善していく治療です。成長期を終えて骨や顎の成長が止まってから、上下の歯の噛み合わせや隣り合った歯のガタガタなどをきれいに整える治療をしていきます。 

 

こどもの治療は早く始めた方がいいの? 

お家の方としては自分のこどもの歯並びが悪いと「このまま生えてきて将来見た目は大丈夫?」「早く治療をした方がいいの?」と心配になるかと思います。 

こどもの治療には、Ⅰ期治療から治療を始めたほうが成果を得られやすい場合がありますので、気になることがあれば5、6歳になったら一度歯医者に行くことをお勧めします。 

永久歯で歯並びがよくなるかどうかは、こどもの時期の歯並びから診ていくことがおススメです。 

 

お口のチェックポイント 

下記のような状態に心当たりがございましたら、矯正相談をお勧めします。 

〇正面から見たときのポイント 

  • ・口を閉じたときに、下あごの先に梅干し状のしわができている。 
  • ・顔の中心と前歯の中心は揃っていない。 
  • ・あごが、顔の中心より左右どちらかにずれている。 
  • ・上下の前歯の真ん中がそろっていない。

 

〇真横から見たとき 

  • ・上下のあごのどちらかが前に出ている。 
  • ・下くちびるが、鼻の先と下あごの先をつないだ線(Eライン)の上にない。  

 

〇下から見たとき 

  • ・奥歯をかんだ状態で前歯を下から見たときに、上の前歯の裏側と下の前歯の表側の間に4mm以上の距離がある。

 

〇その他、下記事項に該当しませんか? 

  • ・口呼吸をしている。 
  • ・歯並びがガタガタしてきた 
  • ・歯が内側から生えてきた 
  • ・お肉を噛み切れない、食事に時間がかかる 
  • ・前歯が出ている 
  • ・受け口になっている 
  • ・指しゃぶりをやめない 
  • ・唇を咬む 
  • ・いつも口が開いている 

 

特に口呼吸しているお子さまの治療の場合、早くスタートした方がよいケースが多いです。口呼吸は歯並びが悪くなりやすくなることに加え、むし歯や歯周病になりやすくなる、口臭がしやすくなる、風邪をひきやすくなる、アレルギーを起こしやすくなるなど、多くのデメリットが多くなります。早い時期にしかできず、後から行うと効果的でない、または非常に困難となってしまう、歯や歯肉に傷害を与えてしまう等の問題が起こり得るため早めに受診し、診察を受けることをお勧め致します。 

何かわからないことや疑問に思ったことがあれば、当院の歯科医師、歯科衛生士にお問い合わせください。 

                        新潟市西区寺尾台 かとう歯科 

乳歯が抜けたのに大人の歯が生えて来ない

大人の歯が生えてくる時期 

大人の歯は大体6歳ころに下の奥歯から生え始めます。次に上の奥歯が生えてきて、下の前歯が生えてきます。その後は7歳ころに上の前歯が生え始め、8歳ころになり上下の前歯が4本ずつ生えそろうと、9歳~12歳にかけて犬歯、第一小臼歯、第二小臼歯と生えてきます。12歳~13歳ころに最後の第二大臼歯が生えてきて、大人の歯並びの完成です。詳しくは「大人の歯が生える時期」の項目をご覧ください。 

 

大人の歯が生えてこない 

子供の歯が抜けても、大人の歯がすぐに生えて来ないことがあります。6か月程度は誤差だと思っていただいて大丈夫ですし、しばらくすると生えてくることが多いです。ただ、何かの理由で永久歯が自力で生えて来られないことや、元々歯がないことがあります。歯が埋まったままになっている状態を「埋伏歯(まいふくし)」と言い、元々歯がないことを「先天性欠如歯(せんてんせいけつじょし)」と言います。 

埋伏歯 

歯が埋まったままの理由は、歯の生えるすき間がない、歯ぐきのお肉が厚い、余分な歯が邪魔をしている、などが考えられます。 

1、歯の生えるすき間がない場合 

矯正装置を装着し、生えて来られるすき間を作る必要があります。すき間ができただけで生えて来ない場合は、埋まっている歯の周りの歯ぐきや骨を開き、歯に直接装置をつけて引っ張り出します。また、埋まっている歯が、出ている歯の根っこにぶつかり、うまく出て来られない場合は、引っ張って方向を変えてあげる必要があります。 

2、歯ぐきのお肉が厚い場合 

歯ぐきが厚い場合は、その歯ぐきを一部切り取ります。歯ぐきが開き、出口ができることで、自然と出てくることが多いです。自然に出てこない場合は、矯正装置を装着し、引っ張り出します。 

3、余分な歯が邪魔している 

過剰歯と呼ばれる余分な歯が作られることがあり、その過剰歯により、本来生えるべき歯が生えて来ないことがあります。その場合は、余分な歯を取ってしまいます。 

先天性欠如歯 

言葉の通り、先天的に歯がない状態を言います。本来であれば、永久歯が成長するにつれて、乳歯の根っこが溶けていき、乳歯が抜け落ちるのですが、永久歯がもともとない場合、乳歯の根っこが溶けないので自然と抜けないと考えられます。しかし、周りの永久歯によって乳歯の根っこが溶けて抜け落ちることがあり、その場合は乳歯が抜けたのに永久歯が生えて来ないことになります。先天欠如の場合は、矯正治療で周りの永久歯を寄せてすき間を詰める方法や、大人になっていから、インプラントやブリッジ歯を入れて補う方法があります。 

 

まずは相談!

どちらにしても、レントゲン写真を撮ることで、永久歯があるのかないのか、矯正治療で引っ張り出すならいつ頃が良いのかなど、様々なことがわかります。乳歯が抜けたのに永久歯がなかなか生えて来ない時は、まずは歯医者さんに相談しましょう。 

 

                        新潟市西区寺尾台 かとう歯科 

大人の歯が生える時期は?

いつから大人の歯が生える? 

こどもの歯は生後6か月頃から生え始め、2歳半~3歳で完成します。その後、大人の歯はだいたい6歳ころに下の乳歯の奥歯のさらに後ろから生え始めます。第一大臼歯と呼ばれる歯で、6歳ころに生えてくるので、6歳臼歯と呼ばれています。次に、上の第一大臼歯が生えてきます。こどもの歯は前歯から生えてきましたが、大人の歯は奥歯から生えてくることが多いです。 

続いて、下の前歯が生えてきます。中切歯と呼ばれる前歯で、下が生えそろうと、7歳ころに今度は上の前歯が生え始めます。8歳ころになり、上下の前歯が4本ずつ生えそろうと、9歳~12歳ころにかけて犬歯、第一小臼歯、第二小臼歯と生えてきます。12歳~13歳ころに最後の第二大臼歯が生えてきて大人の歯並びの完成です。親知らずである、第三大臼歯が生えてくるかは個人差があり、出てくるとしても10代後半から20代前半が多いです。 

大人の歯が生えてくる順番や時期について書きましたが、個人差が非常に大きいため、あくまでも目安としてお考え下さい。 

 

歯の生えかわりの際の注意点 

・乳歯が抜けていないのに永久歯が生えてきた

本来永久歯は乳歯の真下にあり、乳歯の根っこを溶かしながら生えてくるべきものが、少し舌よりの方から出てきてしまったため、うまく乳歯が抜けないことがあります。そのままにしておくと、乳歯と永久歯の間に汚れがたまりやすく、むし歯や歯ぐきの炎症の原因となります。また、歯並びが悪くなってしまうことが考えらえます。 

乳歯が抜けない

生えかわりの時期が来ても乳歯が抜けていない場合、大人の歯がもともとない可能性があります。下の2番目の歯(側切歯)と5番目の歯(第二小臼歯)に多い傾向にあります。乳歯は永久歯に比べて根っこが短く、歯の質も弱いので永久歯がない場合は、乳歯をより大切にする必要があります。 

永久歯が生えてこない

乳歯が抜けても永久歯が生えてこないことがあります。乳歯が抜けてから3か月から半年で永久歯が少しずつ生えてくることが多いですが、生えるすき間が足りないことや、粘膜の肥厚で自力で出てこれないこともあります。そのような場合は、矯正治療で出てこれるすき間を作ることや、出てこれるように引っ張ってあげるなどの処置もあります。 

 

生えたての永久歯をむし歯から守るために 

生えたての永久歯はまだ硬さが不十分であり、唾液中のミネラルを取り込むことで、徐々に硬さが増していきます。まだ硬さが不十分な永久歯はむし歯になりやすい弱い状態です。生えたての永久歯は他の歯より低い位置にあり、歯ブラシが届きにくく汚れがたまりやすいので、むし歯のリスクが高くなります。永久歯が生えてきたらブラシをいろいろな角度からあてて、むし歯から守りましょう。 

他にも歯科医院での定期的な検診も重要です。定期的に歯科医院で高濃度のフッ素を塗ることで歯の強化にもなります。また、生えたての奥歯の溝に特に汚れがたまりやすいので、その溝を埋めるシーラントという処置を行うと効果的です。 

 

                        新潟市西区寺尾台 かとう歯科 

 

こどもの歯が生える順番は?

歯はいつから作られる? 

そもそも、皆さんは歯がいつから作られるか知っていますか? 

歯は生まれる前の、お母さんのお腹の中にいる頃から作られ始めているのです。 

妊娠7~10週目くらいから「歯の卵」のようなものができ、17週目くらいでそれが硬くなり始めます。そして生後1か月半くらいになってやっと歯の形ができてきます。また、6歳以降に生えてくる大人の前歯や奥歯の一部もお母さんのお腹の中にいる頃に作られています。 

妊婦さんはこどもの歯を強くするためにも、カルシウムや良質なたんぱく質などを中心に、バランスの良い食事をとるようにしましょう。 

 

歯の生え始める時期は? 

歯の生え始める時期は個人差がありますが、大体、生まれてから6か月前後で下の歯が生えてきます。続いて上の前歯、そして奥歯の順で生えてきます。 

多くのこの場合、下の図のような順番で歯が生えていきます。数か月の個人差があるので、その月齢を迎えて生えてこなくても、焦らないでくださいね。大体6か月くらいのずれは心配ありません。 

 

 

乳歯の役割

乳歯の役割は①噛む、②発音を助ける、③顎の発達を促す、④永久歯を誘導するなどがあります。 

①しっかり噛むことで食べ物が消化吸収しやすい状態になり、栄養をうまくとることができます。 

②歯が生えそろうことで舌の位置が正しい場所に誘導され、言葉をうまく発音することができます。 

③噛めることにも関係しますが、噛むことでお口周りの筋肉がつき、顎の発達を促します。 

④乳歯は、後から生えてくる永久歯を誘導してくれます。永久歯が生えてくる場所の目印になるので、むし歯などで乳歯が早く抜けてしまうと永久歯がうまく生えてこれないことがあります。 

 

こどもの歯の注意点 

こどもの歯は、大人の歯よりも柔らかく酸に弱いため、むし歯になりやすいです。また、歯の一番硬い層であるエナメル質の厚みが大人の歯に比べて薄いため、むし歯になると比較的早く神経まで進んでしまいます。 

特に小さなこどもは上手に痛みを伝えることが難しいこともあり、大人が気づいた時には神経まで達しているなど、むし歯が大きくなってしまうケースも珍しくありません。 

歯が生えたらまずは検診をおススメします。定期的に検診に行くことでむし歯を作らせず、できたとしてもむし歯が小さければ治療内容が単純になりやすいです。 

むし歯がまだない状態だからこそ、歯が生えたばかりのお子さまがいらっしゃる方は、ぜひ受診してみてくださいね。 

 

新潟市西区のかとう歯科

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